ラノベ「悪役令嬢はしゃべりません」が面白かった

悪役令嬢はしゃべりません サブカルチャー
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三度の飯くらいラノベ好き。でがらしさんです。

由畝啓(よせけい)著のライトノベル「悪役令嬢はしゃべりません 1巻」を読みました。

出来るだけネタバレは避けつつ、読み終えた感想を綴っていきます。

結論から言うと、「小説家になろう」発 第9回WEB小説大賞 金賞 なだけ有って、面白かった!

世界設定がしっかりしてる

この小説、かなりしっかり世界設定が作り込まれてる!

主人公のリリアナはタイトルの通り(あるゲームの)“悪役令嬢”で、現代の地球の知識のみを保持してゲーム世界に転生したみたい。前世の知識のみを保持しているだけで、リリアナはリリアナのままで話は進んでいきます。

人格ごと転生するモノも有れば、転生前の知識だけ持って転生するのもあって、この作品は後者のパターン。

この主人公、ゲーム通りで行くとまぁどう転んでも悲惨な結末にしかならないワケで(笑)。この悲惨な結末の最有力が王太子ルートとなっていて。1巻では王太子ルートまっしぐら状態です。

ゲーム本編が始まる10年前に転生して、破滅の運命から逃れるためにあらゆる“ルート”から外れる努力を主人公がしていきます。ルートばく進中ですが。逃げようと“静かに”もがいてます。

で、まずは世界観ですね。

この作品の良い所ですが、とにかくその話の随所随所にかなり複雑な思惑が見え隠れしている!

1巻(だけしか発売されていなく、それしか読んでいない時点の感想)では、主人公リリアナの属するスリべグランディア王国の王家・3大公爵・それに準ずる権力者を中心に話が進んでいきます。ちなみにリリアナはこの3大公爵家の1つクラーク公爵令嬢です。

このスリべグランディア王国(おそらくある程度は他国含めて)の歴史がしっかり作り込まれている事が1巻を読むだけでよくわかる!

そしてどうもそれぞれの勢力がかなりの思惑を持っている様子。それぞれの思惑も過去から続く歴史の流れによるところも有り、現状は誰が何を望んでいるのかが“言葉通りには受け取れない”状況。

また、10年後のゲームなんてそっちのけで主人公を消しにかかる勢力も有れば、一生懸命フラグをへし折ろうとあがく主人公そっちのけで、いわゆる“世界の強制力?”で王太子とのカップリングを押す勢力も。

各勢力の思惑と歴史がしっかりと作り込まれている作品でした。

とはいえこれはラノベ。本の帯に書いている通り、リリアナは暗躍無双していきます。

この世界には魔法や呪術があり、主人公が無双できる理由がきちんと設定されていました。まぁ、一番は“悪役令嬢”のポテンシャルがすさまじい(笑)ってのも有るんだけど。

設定がしっかりしているからリリアナが強くて可愛くて喋れなくてもスイスイ気持ち良く読み進めて行けるし、結構複雑に話が絡み合ってきても全体を通して筋が通っているすっきり感が有る!

しかも1巻では元“北の移民”の護衛のおっちゃんや、なんかヤベェ敵に目を付けられてるし、どうもゲームの中の歴史とは違うルートを歩み始めている事を思わせる夢を見ているし、随所に謎の魔法?呪術?が見え隠れしているしで、複線もそこそこ張り巡らされている!

この先の展開にワクワクする♪

主人公のリリアナは良い感じに魅力的

世界設定がしっかりしててもね、そもそもの主人公に魅力が無かったら、読まない。(既に上で強くて可愛いって書いてるけどね)

で、この主人公はというと、良い感じに魅力的♪

この主人公、リリアナは冒頭で喋れなくなっちゃうの。

この作品をでがらしさんが購入したきっかけが、喋らない主人公のラノベって、どんな展開なのよ??気になるわ~。喋らない主人公がまともにヒロインやっていくの?どこ目指していくの?これは…どういう展開になっていくのか、読んでみたいな!って事でAmazonでポチっと。

で、読み終えた結果が良い感じに魅力的♪

リリアナはかなり賢い。魔法と呪術に関しては完全に俺TUEEE系。でもよくある筋力や魔力が強いだけじゃない。かなりしたたかに生きようとしているのが魅力的。

超頭良い。その頭の回転の速さ、未来予知かよ?ってくらい。

俺TUEEEを披露するシーンも有るけど、基本は破滅の運命から逃れるためにあらゆる“ルート”から外れる努力をしていく。頭が超良いけど、それでも中々ルートから逃れられない(笑)

で、タイトルの通り喋れない主人公はおしとやか~に関係する人を使い倒し、時にはしれっと無双し、しずか~に“最強“を読者に見せつけてくれる。

そんなリリアナだけど、喋れなくなったのをいいことに、一所懸命それを振りかざしてルートから外れていこうと足掻く。そして何とか新たなフラグが立たないように立ち回る、はずが頑張ってもフラグが立って行く(笑)。

でも、先に触れたとおりゲームに関する部分以外でフツ~に各所から命を狙われてるし、悪役令嬢のわりには(前世の知識のせいで)かなり優しい上に超クレバーな女の子になっちゃってるから、シレーっと人を引き付けて行ってる感じが中々堪らない♪

現状、悪役令嬢ルートで断罪ENDを迎えるより、政権争いがらみでサクッと退場しちゃいそうなレベルで周りがキナ臭いけど、そこは優しさと超クレバーで俺TUEEEが無口なくせにじわじわと漏れ出しててだんだん周りはほっとかなくなっていくんじゃないかな~~??

1巻ですでに何でもアリな状態になっているし(笑)。ただ可愛いだけじゃない。貴族然としたしたたかさを備えた超クレバーな俺TUEEE系可愛い女の子。

タイトルは「悪役令嬢はしゃべりません」。私はこのレビューの中で喋れなくなったって書いているけど、実際は?喋らないだけ!?喋れないの!?

これこそが必死にもがくリリアナの生きざま!無事、破滅の未来(ルート)を回避できるのか!?そもそもゲーム開始まで安全に生き抜き、平穏な未来をつかむことが出来るのか!?

この先がかなり気になる!ってことで、2巻がかなり楽しみな作品でした♪

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